インターネットの普及により、企業の広報・PR活動も様変わりした。
かつてのマスメディアからの一方的な情報伝達の構図はなくなり、自社のサービスや商品を宣伝する手段は多様化した。
しかし、誰でも自由に発信できる時代だからこそ、情報の信頼性がより一層重視されるようになり、マスメディアの権威性が担保されている。
マスメディアの露出は単なる「無料の宣伝」ではない。社会性のあるニュースであるか吟味され報道されることは、企業活動の信頼性につながる。
自社の商品やサービスが持つ独自の社会的意義を切り出す作業こそが広報活動になる。自社の商品やサービスのニュース価値を問うことは、サービスの改善にも寄与する。
テレビ局や新聞社では取材する人員が減少している中、社会性・独自性のある事業を展開している企業が自社の活動をマスメディアの目に留まるように広報することは、報道を支えることにもつながる。